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生命保険の基礎を学ぶ!生命保険の基礎知識から、比較や見直しまで。

1. 保険のしくみ

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まず、そもそも保険とはどういう仕組みで成り立っているのかを説明します。

 

保険に加入すると、毎月、契約した保険会社に対して「保険料」を支払うことになります。保険会社は、そうやって皆から集めた保険料、すなわち、大勢の加入者が出し合ったお金を、責任を持って貯めておき、加入者の誰かが大きな病気や怪我をしたり、死亡してしまったりした際に、そのお金の一部をその人(あるいはその人の家族など)に支払って、様々な負担を減らしてあげるのです。

 

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保険会社が貯めたお金は、もともと加入者みんなのお金ですから、保険とは加入者が相互に助け合うものであると言えます。ですからその昔、保険会社はみな「相互会社」と呼ばれる形態だったのです(相互会社は、法律上は「保険契約者を社員とする法人」という位置付けです。同じ会社の社員が相互に助け合うという訳です。また、現在では、より大きな資金を調達しやすい「株式会社」に移行している保険会社も多くあります)。

 

つまり、保険に加入することで、いざという時には保険金によって助けられる代わりに、普段は(たとえ自分には「いざという時」といった事態が発生していない場合でも)、支払っている保険料が誰か別の加入者の役に立っているかもしれないということです。

 

これが一般的な保険の仕組みです。そのため、保険を説明する際には、「相互扶助の精神」とか「助け合いの制度」といった言葉が使われることが多いのです。

 

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