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生命保険の基礎を学ぶ!生命保険の基礎知識から、比較や見直しまで。

相互会社と株式会社

保険のしくみのページでも少し触れましたが、日本の生命保険会社には、相互会社と株式会社があることにお気付きの方も多いかと思います。

 

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相互会社は、保険業法に基づいて設立され、保険業に特有な形態といえます。「会社」と称してはいますが、我々の考えるような一般的な会社ではなく、保険契約者を社員とする法人(非営利法人)なのです。社員(=保険契約者)は、株式会社でいうところの株主に相当します。「相互」と名の付く通り、保険加入者(契約者)がお金を出し合って団体が構成され、その団体の中で相互に助け合う(=保険金を支払う)のです。つまり、その名の通り「相互扶助」の精神が基本となっているのです。

 

株式会社は、最も一般的な会社形態ということが出来ると思います。相互会社に比べ、より大きな資金を市場から調達しやすいなどのメリットがあるため、株式会社に組織変更する生命保険会社も見られるようになりました。ただ、相互会社から株式会社への変更が認められるようになったのは、1995年の保険業法改正によってであり、実は結構最近のことなのです。株式会社化により、経営基盤が安定するなどの面がある一方で、契約者と株主が別になるため、契約者利益の観点から、これに消極的な生命保険会社も多いようです。