調査やイベントは何のため？
世の中には様々なアンケート調査や恒例のイベントが存在しますが、中には「何故これを生命保険会社が実施するんだろう？」と疑問に思うものも少なくないですよね。
調査としては、新生児の命名調査、結婚に対する意識調査、子供に対する大人になったらなりたいもの調査、夫婦のへそくり実態調査、などなど・・・。何故か、とある著名な国民的アニメに関する調査なんていうものもありました。また、有名な恒例イベントとしては、共に大手生命保険会社が毎年実施している、サラリーマンの悲哀を謳った川柳の募集や、社会を風刺する創作四字熟語の募集など・・・。
単に注目を集めるためだ、要するに宣伝活動の一環に過ぎないといった意地悪な声もありますが、注意してよく内容を吟味してみると、広い意味で社会情勢や消費者動向に関するものが多いことに気付きます。
それらの結果を何がしかの形で商品開発やサービス提供に反映することが出来れば、コストをかけて実施しても十分に意味のあることと言える訳です。
また、生命保険会社にとってのみならず、実際に一般社会や消費者にとって有益な調査も多いですし、上述したイベントなどは広く一般市民に親しまれていたりと、CSR（企業の社会的責任）活動の一環として捉えることも出来ます。
もちろん宣伝活動といった意味合いもあるのかもしれませんが、確かに、そういった調査を実施することが出来る機動力や資金力、結果から有益な情報を導き出す分析力、それらを広く公表することによる影響力、といったものを誇示することの宣伝効果というものは、小さくはないでしょう。
自らのためでもあり、社会のためにもなる。宣伝効果も期待出来る。様々な意味を伴って、今日も生命保険会社は、調査やイベントの企画に、奔走しているのです。
