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生命保険の基礎を学ぶ!生命保険の基礎知識から、比較や見直しまで。

少額短期保険とは

少額短期保険とは、一定の事業規模範囲内において、保険金額が少額、かつ保険期間が短期(通常1年、損害保険分野では2年)の保険で、保障性商品の引受のみを行うというものです。

 

「少短」と略されたり、「ミニ保険」と呼ばれたりするこの保険、生命保険・損害保険に続く第三の保険として、保険業法が改正された2006年に誕生しました。

 

未だにあまり馴染みのないという方も多いかもしれませんが、比較的新しい保険制度として、誕生以来少しずつその拡がりを見せています。

 

現在では、一般社団法人日本短期保険協会や、特定非営利活動法人少額短期保険募集人研修機構などが、その認知度向上や加入者増加といった普及に向け、毎年3月2日を「少額短期保険(ミニ保険)の日」に制定するなど、鋭意活動しています。

 

2015年現在で、その取扱事業者数は80社を超え、90数社と言われている生命保険及び損害保険事業者を、凌駕する勢いだそうです。

 

扱っている保険は、通常の保険会社と大きくは変わりません。生命保険・医療保険・傷害保険・個人賠償保険・ペット保険・地震費用保険など、様々な少額短期保険を取り扱う業者が存在します。

 

ただ、保険会社のように数千万円・数億円といった大きな金額を取り扱うことのない少額な契約であり、その分、規制が緩いこともあって、参入業者がどんどん増えているというのが現状なのです。

 

我々消費者にとってみれば、このように選択肢が増えるということは、大変喜ばしいことです。実際、少額短期保険には、通常の保険商品にはないユニークな内容やオリジナリティを備えたものも存在しますので、ニーズに合わせてそれを選択するのは、決して悪いことではありません。必要最小限の保障のみで、保険料を出来る限り低く抑えたい時なども、有望な選択肢の一つとなるでしょう。

 

大事なのはその特徴をよく理解し、自分に合った商品を選択することです。少額だからといって決して安易に契約するようなことはせず、当然、通常の保険と同じように慎重に吟味・検討するべきでしょう。