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生命保険の基礎を学ぶ!生命保険の基礎知識から、比較や見直しまで。

5. 逓減保険について

4. 死亡保険の種類←前のページ

 

3. 保険金の考え方」のページで説明したとおり、「残された家族に必要なお金」(=生命保険でカバーしたいお金)は、グラフで言うと右肩下がり、つまり時が経つにつれ、どんどん減っていきます。例を挙げれば、子どもが生まれたばかりの20代夫婦の家庭と、子どもが既に大学を卒業し自立している50代夫婦の家庭とでは、残されたその後の人生にかかるお金は全く違ってくるはずで、極端な話、後者が若い夫婦と同じように高額な保険金をもらっても、「こんなに要らない」「使い切れない」といった事態が生じる可能性があるという訳です。

 

この「逓減」(ていげん)していく必要金額をカバーする、文字通り「逓減保険」というものがあります。定期保険の一種類で、正確には「逓減定期保険」と言います。保険料の払い込み期間中、いつ死亡しても一定額が保障される「定額定期保険」と違い、逓減定期保険は年々、支払われる保険金の額が下がっていくのです。もちろんその分、保険料も安上がりになるため、最低限必要な金額だけをカバーしたいということであれば、間違いなくこの逓減定期保険を利用するべきということになります。

 

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次ページで、「残された家族に必要なお金」をカバーするのに、この逓減定期保険を組み合わせた一例を考えてみます。

 

次のページ→6. 必要金額をカバーする