生命保険の解約
生命保険の解約については、なかなかスムーズにいかなかったり、トラブルが発生したりと、何かと面倒なイメージがあります。
それは、解約というのが、生命保険会社の担当営業マンにとって決してプラスの行為にはならないからです。せっかく契約を獲得したのに、すぐに解約されてしまったら、営業成績もマイナスです。それ故、のらりくらりと説得されて、解約を先延ばしにされてしまうのが常でした。
現在は、一昔前ほどそういったトラブルは多くないようです。顧客無視、営業成績至上主義の経営では今の時代もはや成り立たないということや、生命保険協会の相談・苦情窓口がしっかりと機能していることなどが大きな理由として挙げられると思います。
とはいえ、親身になって相談に乗り、本当に顧客のことを考えて商品を勧めてくれた営業マンほど、解約時には逆に、理由をしつこく聞いてきたり、解約のデメリットなどを丁寧に説明してくれたりするかもしれません。
ともあれ、確固たる理由があって解約するのであれば、確固たる意志を持って解約に臨むことです。ずるずると解約を延ばせば、それだけ保険料の支払いを続けなければいけないからです。
