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生命保険の基礎を学ぶ!生命保険の基礎知識から、比較や見直しまで。

6. 必要金額をカバーする

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「逓減定期保険」であれば、「残された家族に必要なお金」はうまくカバー出来そうな気がします。しかし、実際には商品の逓減度合いとうまくマッチしなかったり、定期保険ですから払い込み期間との兼ね合いに頭を悩ませたりと、簡単な話ではありません。例えば、下図のような感じです。

 

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こちらは、既にある預貯金などと併せて、逓減保険を組み合わせることで、点線で示された「残された家族に必要なお金」をカバーする様子です。しかし、後半は、逓減保険の逓減度合いが「残された家族に必要なお金」の逓減度合いを上回ってしまい、「お金が足りない」といった事態が発生しています。

 

そこで、いくつかの商品を組み合わせて、最もマッチするパターンを模索することになります。よくあるのは、終身保険と定期保険の組み合わせです。ここでは、一定期間保険料を払い込めば、あとは一生涯保険金を保障してくれる終身保険で、ある程度のベースをカバーし、だんだん減っていく残りの部分を逓減定期保険でカバーすることを考えてみます。

 

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点線で示された「残された家族に必要なお金」が、すべてカバーされているのが分かると思います。逓減定期保険の払い込み期間(=保険金の保障期間)は途中で終了してしまいますが、残りは終身保険による保険金でカバー出来るという形です。これで理論上は、いつ死亡しても残された家族が一生暮らしていくのに必要なお金が支払われることになりました。めでたし。

 

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